ハナモミジ

ハナモミジ

買う人の想い、売る人の想い、作る人の想い。

12/7に華もみじでは葉牡丹のスペシャルワークショップが開催されました。葉牡丹ブーケの生産者である秋田緑花農園の秋田茂良さんを福岡に迎えてみんなで葉牡丹リースを作ろう!という日。

私が花屋をやっているのはお花を売りたいからではありません。お花を通して届けたい想いがあるからです。お花を買う人も、お花が欲しいわけじゃなくてお花を手に取るトキメキや育てる喜びがそこにはあるんだとおもいます。贈り物のお花も、お花に想いを込めて届けたいから買う。

では、そのお花を作る人はどんな想いがあるのでしょうか。それを知ってもらいたくて、葉牡丹ブーケができるまでを動画にまとめてみました。3つの動画に分かれいます。

 

 

 

 

 

植物の背丈が綺麗に揃い、美しい状態で花を咲かせた苗を私は当たり前に仕入れています。去年あったから今年も当たり前に仕入れれると思っている。市場で綺麗に並んだ苗をみているとそれは当たり前なんだと思ってしまうことがある。

思い返せば5年前。私がフリーで移動花屋をはじめたころ、思うように仕入れができなくて困っているときに秋田さんはヒューケラを直接送ってくださいました。私がはじめて仕入れとしてお花を手にしたのが秋田さんのヒューケラでした。その時の感動と感謝の気持ちは計り知れないものでした。緑花農園から届いた植物はどの子も生命力に溢れイキイキとしていた。

またこの子達を迎えたい。そんな想いがあって私は必死で作品を作ってSNSにアップして販売しました。2回めにはぞうさんビオラ。そして3回目に送ってくれたのが「葉牡丹ブーケ」だったんです。

私のスタート地点に秋田緑花農園のお花があって、そこに葉牡丹ブーケがありました。毎年毎年葉牡丹ブーケに会えるということは、1年前にまた来年も葉牡丹ブーケに会いたいなと思った私に会うのと同じ。1年間またがんばるね、だから来年も絶対に会おうね、と誓うのです。

生産者さんの想いの詰まった”花”を、受け取る人の”こころの華”に変えていくのが私達花屋の役目なんだとおもいます。

また来年もかわいい葉牡丹ブーケに会って、そしてみんなに華を届けていきたいとおもいます。

 

 

2019.12.10

小森 妙華 komori myoka


アトリエ華もみじ代表【好きな食べ物】 餃子とビール【趣味】料理・写真・畑
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