ハナモミジ

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自分らしさへの追求

私がギャザリングを初めたのが2014年の秋。そろそろ4年が経とうとしています。最初の1年はただただひたすら束ねるのが面白くて、そして新しいことがたくさん。必死に課題にチャレンジしてきましたが本当のスタートは2年目から。1年で卒業するものの、季節ごとに違う花、課題をとりあえず月に1回一通り扱ったにすぎないのです。ここから一人になって「自分らしい作品とは」「枯れにくく育てやすい作品とは」「誰に説明してもシンプルでわかりやす技術とは」とひたすら自分と向き合い研究し続ける日々がはじまるのです。

私の師匠である青木先生が教えてくれたギャザリングはほとんど型のない自由な植え方でした。先生が束ね方と基本の3点植えを教えてくれて、あとは自分でひたすら自主練!研究して自分らしい植え方を確立しなさい。そう伝えてくれたのです。先生は待ってても教えてくれない。わからない事は聞けば丁寧に教えてくれました。受け身であってはいけない。すべて自主性。

私は元々自由人なので、型に縛られたくないし、自分の好きなように植えたい、表現したいタイプ。なので、先生の指導にしっくりとハマってどんどん自分らしさと向き合っていったのです。

ギャザリングをやっている仲間や先輩たちといかに作品に差をつけるのかが私の課題でした。どうやったらまわりの人と違う雰囲気に作れるのだろうか。

最初は「花と植物の組み合わせ」をひたすら変えてみて自分の好みの組み合わせを研究しました。でも、単純に花と葉の組み合わせや色を変えただけではまわりの人と似たような雰囲気に仕上がるのです。

はじめのスランプは習い始めて3〜4ヶ月目に訪れました。ある程度、束ね方や植え方を覚えたころで、もっとキレイに作りたい!私らしく表現したい!と欲がでてくる時期。使いたい花、使いたい植物を選んで寄せ集めるだけではうまくまとまらなくなってきたのです。むしろ初めて作った作品のほうが素直でわくわく感にあふれている。そんな初めての作品の写真が残っているのでご紹介しますね。


はじめて作ったギャザリング作品 2014.10月

 


1つ目の作品で束ね方と基本の三点植えを教わり、同じ日にもう一作品つくる。2個めの作品。

「ギャザリング」らしい、さまざまな植物が混じり合った作品だと思います。お花が好きだ〜という気持ちも伝わってくる。でも、「ギャザリングらしい作品」というところに私は疑問を抱くようになりました。もっと自分らしい作品が作りたい。どうしたらみんなが真似できないような、自分らしさを表現できるのだろう?終わりなき追求がはじまったのです。

私が想い求める「自分らしさ」とは何だったのでしょうか。

はじめて作った上の二枚の作品画像と見比べて、今日作った作品の画像をどうぞ↓


2018/9/1 の作品

まだまだ気温が35度近く続く日があるため、お花は少なくリーフ中心ですが初秋をおもわせるコスモスとユウギリソウが優しく揺れています。4年前の画像と見比べるとだいぶ引き算されている感じがしますね。

それから4年歳を取った落ち着きが感じられます 笑

技術面でもだいぶ大改造していきました。次回、また小森妙華日記で続きを書いてみたいと思います。

小森 妙華 komori myoka


アトリエ華もみじ代表【好きな食べ物】 餃子とビール【趣味】料理・写真・畑
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