ハナモミジ

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幕張メッセで開催の「花友」フェスタに出店して 思うこと。

3/3に出店しました花友フェスタが無事に終わりました。

3m×3mという狭いブースでしたが、体験レッスンをやりながら華もみじらしい花苗のセレクトで、たくさんの方にお花やブリコラージュフラワーのことをお伝えできてうれしかったです。

秋田緑花農園の花をたくさん持参しましたがほぼお嫁入りできました!可愛い可愛いと皆さんが喜んでくださいました。

いつも応援してくださっている方々とも交流ができ、たくさんお話ができてうれしかったです。また、ブースにはたくさんのディプロマ生も笑顔を見せに来てくれました。「頑張ってくださいね」といっぱい差し入れもいただき、皆さんの温かさにホッと心が和みました。

パンデミックの数年でイベントに出る機会は減り、そしてオンラインでの販売やレッスンが多くなっていましたが、オンラインで華もみじを楽しんでくださっていた方々ともお話ができる機会を得れたことは、私たちにとって大変喜ばしい機会でした。

いつも手探りながらも「こうやったらお客様喜ぶかな?」と日々目の前にやってくるものに向き合っています。イベント出店は準備から片付けまで本当に体力がいるもので、大変なことも多いのですが、スタッフさん達と協力し合い、そしてレッスン生に励まされ、そしてお客様の笑顔と嬉しい声に、また頑張ろうと思えるのです。

たくさんの華もみじを支えてくださっている皆さんに心より感謝いたします。

そして、私小森の個人の歴史において、今回の千葉幕張メッセでの素晴らしい出来事をご紹介します。

2016年幕張メッセ

ブリコラージュフラワーが生まれる元になっているギャザリング。2015年に私は師匠の青木先生が開催するギャザリングに入りました。ディプロマ生と同じ、1年間学ぶ機会がありました。当時、ギャザリングという革命的な園芸技法が急速に広まり、弟子の仲間は300人を超えていました。その仲間たちと千葉県幕張メッセで「国際フラワーEXPO」のブースでデモンストレーションを行いました。仲間はそれぞれ個性あふれていて、自分の得意分野でギャザリングをアピールしました。この頃、私たちの作品を載せてくれた書籍も販売されギャザリングブームがとてつもない勢いで広がりました。

 

2016年のその時の記事をどうぞ↓ 痩せてるその女性が私です 笑 面影あるかな、、

ギャザリングデモンストレーション

 

すごい勢いで大きく膨んだギャザリングでしたので、追いかけるように協会組織が急ピッチで設立されていきます。個性溢れ、多様な個々が自由に展開を行なっているギャザリング文化に、この協会設立には賛否両論の意見がでました。

ギャザリング文化の発展の時

私も会社をやっているのでよくわかるのですが、体制ってまとめることができなくなり、収集がつかなくなってきてようやく後追いで作っていくものなんです。でも、体制というものはある程度のルールや規則を伴います。たくさんの人間との関わり合いの中で同じ方向に向かうということは、そのミッションに沿った行動指針が必要になるものです。

そうなると、やはりこれまでのやり方が良いとか、こう在るべきとか意見は分かれます。そしてその組織に入っていくものと、組織に入ることを拒み、自らの道を歩むものが出てきます。

こうして私は自分の道を歩み、そこからブリコラージュフラワーが生まれたのです。

組織ではギャザリングを体系化し、全国に広まり認定の講師ができ独自の布教活動を進められています。そして、組織に属さなかった人もそれぞれが独自の道で広めていきました。

そして師匠の青木先生も昨年、その組織の理事を退かれ、自身の園芸技法で進まれました。2016年に幕張メッセに集まった人は当時同じ仲間でした。その後それぞれが枝分かれをし、自分らしいやり方で寄せ植えの楽しさを広めています。関わるみんな、それぞれが自分の納得する道で進んでいったのです。

 

時を経て再会した仲間たち

今回の花友フェスタには当時の仲間がたくさん出店していました。懐かしい仲間と久しぶりに再会し、握手を交わすことができました。「みんなそれぞれの道で、それぞれの表現ができていてよかったですね」とお話しができました。

一つの種から枝分かれした組織には派閥があります。どちらが正しいとかあのやり方は間違っているなど言う方もおられると思います。でも、私は何が良い悪いじゃなくて、みんな違うことが良いと考えます。それぞれの人が個性があって、みんな違う。得意なところと不得意なところがある。不得意なところは、また別の人が得意だから補い合える。

そうやって、それぞれの活動が互いに補い合えるからこそ、個性が引き立ち魅力溢れるものになると考えています。

これまでの道のりの中で、私も批判を受けることもあり、辛く感じる日々もありました。でも私も間違っていないし、みんなも間違っていない。自分を信じてそれぞれの道で頑張っているのだと信じた日々。

今私もたくさんの仲間やお客様に囲まれている中、ギャザリングという幸せの種から広まったこの世界の歴史と今を改めて感じる機会ができて本当に嬉しく思いました。

このお話は、ブリコラージュフラワーが生まれる前のストーリー。今というものは必ずそれまでの歴史によって存在しています。ブリコラージュフラワーが生まれてからも、日々を重ねてできたストーリーがあります。これからもどんなストーリーが続いていくのか。山あり谷ありだからこそ、わくわくする物語になるのです。これから重ねていくストーリーを楽しみに見ていってくださいね。

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2024.03.05

小森 妙華 komori myoka


アトリエ華もみじ代表【好きな食べ物】 餃子とビール【趣味】料理・写真・畑
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