ハナモミジ

ハナモミジ

【ディプロマ便り】はじめることと続けること

少し前のことになりますが、3月の中頃におみせ部の萌ちゃんと長崎県東彼杵郡(ひがしそのぎぐん)という場所を訪れました。なかなか難しい漢字の地名ではありますが、ちょうど長崎県の中央部に位置する気候穏やかなエリアで、そのぎ茶の産地としても有名な場所です。


※せっかくなので近くの展望台から大村湾の絶景を拝みたかったところですがあいにくのお天気で…残念ながらご紹介できる写真がございません。。

 

さて、長崎県へはるばるやって来たのには理由がありまして、まさに今年のはじめに長崎県へ移り住んだ仲間の応援です。その仲間とは今年1月まで共に働いた青木麻子さん(以下、あーちゃん)。

あーちゃんは元々華もみじのディプロマ卒業生。卒業してすぐに「雑用でも何でもいいから華もみじで働きたい!」と直談判で入社した経歴の持ち主です。およそ1年もの間、お届け部の一員として花苗や資材の梱包、発送業務等を担い、いつも明るいムードメーカーとして皆に元気を与えてくれました。

そんなあーちゃんが華もみじを辞め、長崎県に渡ったのは旦那さんの転勤から。3人の幼い子たちを抱えながら福岡に残るという選択肢は持てず、旦那さんの後を追って引っ越しすることに決めたと言います。

人一倍華もみじへの愛が深いあーちゃん、引っ越し後はさぞ寂しい思いでいるだろう…

そんな心配をしていたのですが、それはいい意味で裏切られました。

 


 

はじめること

長崎県へ引っ越してからわずか半月、あーちゃんがTiny-tot(タイニートット)という屋号を掲げ、講師としてワークショップを開催するとの便りが届きました。あまりの行動の早さに驚きと嬉しさが込み上げました。

ワークショップが開催された場所は、大村湾の海岸通り「Sorrisoriso千綿第三瀬戸米倉庫(※)」という元農協米倉庫をリノベーションした交流拠点。千綿(ちわた)という町の町おこし団体が、人々が集い情報を発信する場として運営をされているそうです。

今回はさらにご縁のあったミドリブさん(※)という、千綿文化を届けるお花屋さんの協力を得ての開催となりました。

会場に着くと参加者に囲まれながら笑顔の裏に潜む緊張が見え隠れするあーちゃん。初々しい感じもありながら、なんとなくカッコよさを覚えました。

ーー(よっしー)引っ越をしてから動き出しが早かったね。

ーー(あーちゃん)なんかちょっとやらなきゃなって調べていたら、ソリッソリッソさんっていう素敵な場所があって。話を聞きに行ったら、よくワークショップを開催しているミドリブさんを紹介してもらってトントン拍子で話が進んで。…自信はないのよ?

華もみじを訪れたあーちゃんに話を聞くと、トントン拍子は有難いけれどスムーズにいっているのが怖いと言います。

私は彼女に繊細な部分があることも知っているけれど、何よりの強みは行動力。華もみじの門を叩いた時もそうだったけれど、その突き進む力は何よりの武器であって、自信が持てたら怖いものなしだと感じています。

 


 

やってみて気づけること

この日は午前&午後の回合わせて10人もの参加者が集いました。私たちが顔を出したことで少しでもあーちゃんの心の支えになれていたかは分かりませんが、今回の彼女の挑戦を通して私自身もたくさんの気づきを得ることができました。

緊張のあまり言葉が詰まったり予測が足りていなかった事態に焦ったりもしていましたが、客観的に見るとそれもまたいい経験で。当事者だからこそ感じるその緊張感は、決して悪いものではないなと。

失敗したからこそ次はこうしよう。もっとこうしたらよかった。

そんな経験を重ねることで自分の中に選択肢が増え、視野が広がっていくものですよね。

 


 

続けること

はじめてのワークショップを終えて1ヶ月ほど経った頃、再び華もみじを訪れたあーちゃんに今の心境を聞いてみました。

ーー(よっしー)ワークショップをやってみてどうだった?

ーー(あーちゃん)参加してくれた人も協力してくれた人も皆いい人で。でも一緒にやる仲間が欲しいのが正直なところかな。自分のモチベーションというか、やっぱり続けていくのが大変なんだなと思って。決めるのも全部ひとりだからさ、気持ちが乗らないとズルズルになってしまうし。

ーー(あーちゃん)好きなことでも続けるって大変よね。それで生活していかなきゃとなったらもっと大変だと思う。小森先生がここまで大きくしたのはすごいなって、実感した。

このワークショップをするにあたっても、やっぱり資金源が欲しいからパートをはじめるし。ワークショップで食べていけないと思ったからね。家計の足しには絶対ならないと思ったから… 

ーー(よっしー)でもやってみるっていうのは大きいよね。

ーー(あーちゃん)自分がやることで人脈が広がるのはすごくいいなって思ったの。例えば「こういうことしているんです、やりたいんです」という感じで、どんどん人脈が広がっている実感はあるからさ。それはやっぱりすごいなって思う。

 

実はワークショップを前に、あーちゃんはこんなことも話していました。

「自分にはできるのかな〜って思いもあるけれど、自分がブリコラージュフラワーをやってきて良かったなって思うからさ。それを人に伝えられたらなって。」

そう、まず大事なのはこの純粋な気持ち。どの分野でもこの気持ちがないと原動力は生まれません。けれど好きなことで食べていくにはやはり好きだけでは続かないし、何度も逆境を乗り越えてこそ…なのでしょうね。

ブリコラージュフラワーを広げたいという気持ちがお店やお教室を開くという道に繋がるのはとても素敵なことだけれど、分野の違う仕事に就きながら合間で活動を続けたり、たまのマルシェに出店をしたり、もちろん商売ではない趣味の範囲でも素敵だと思うんです。

大切なのは好きなことを好きでいながら、心も体も健康でいること。

だからあーちゃんがこの先どんな道を進もうとも、ブリコラージュフラワーを好きな気持ち、広げたいと思う気持ちを応援し続けたいなと思います。

(編集部 よっしー)

 

Tiny-tot(タイニートット) information

長崎県大村市を拠点にブリコラージュフラワーを体験できるワークショップを不定期で開催しています。インスタグラムもぜひ覗いてみてくださいね!

Instagram/@a_chan.ao

 

※文中でご紹介しましたソリッソリッソさんとミドリブさん。さまざまな活動をされています。

Sorrisoriso(ソリッソリッソ)
https://kujiranohige.com/shop/311

ミドリブ
http://midoribu.com

 

2023.05.22

よっしー yoshi


ハナモミジ / 編集・オンラインショップ【好きな食べ物】いちご、モンブラン、韓国料理【趣味】BTS
top